クチートたんのペーパークラフトを作ったら小学5年生の夏休みにタイムスリップした

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ここ1週間くらい殺人的に忙しかった俺氏。満足に横になって寝ることもできず一週間を過ごした末の日曜日、毎週楽しみにしているプリキュアを見逃してしまった。もちろん万が一のために録画しているわけだから、朝飯兼昼飯にカップ麺でも啜りながら観ればいいんだけど、応援アプリにぽっかり空いた穴は一生戻ってこない。

そしてまた明日から殺人的な作業量をこなさなきゃいけないと思うと気が重くなってくる。どうにかしてこの重い気分を紛らわすことはできないものかと考えて、考えた末に辿り着いたのがそう、この記事タイトルにもある通り「クチートたんのペーパークラフトを作る」だったのだ。

で、意気揚々とプリンターを引っ張り出し、このサイトからクチートたんのペーパークラフトを印刷。

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フヒッ…これでどんな忙しくても、大天使クチートたんが隣で励ましてくれるのですぞ素晴らしいですぞ!なんて明るい未来を妄想しつつ、ペーパークラフトには少々大袈裟なカッターでクチートたんの顔を切り抜いていく俺氏。徐々に出来上がっていくクチートたん。

しかしこの俺氏なる人物、実は無類の不器用であった。どれくらい不器用かというと、ロードバイク買って2年になるってのに、いまだにリアホイールの着脱に手間取るくらいの不器用。そんなんだから、ペーパークラフトを作っても小学生低学年並みの仕上がりになって絶望するのは目に見えているのだ。

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じゃあなぜペーパークラフトなんかに手を出してしまったのか。画面の前でこれを読んでいる皆様ならきっと分かっていただけるはず。何を隠そうこの俺氏、記憶力が悪いもんだから、自分の不器用さをすっかり忘れてしまっているのだ。

3時間も掛けてようやく出来上がった紙のクチートたん…のようなもの。嬉々として写真を撮り、写真をTwitterに上げる俺氏。見ての通り、写真撮影の腕も絶望的。んんwwwwwwやはり俺氏は健常者を名乗ってはいけないのかもしれないですぞwwwwww一生あうあう言いながらパンをこね続ける生活も悪くないかもしれませんぞwwwwww

それだけで済んだならまだ幸せだった。「小学生」と「ペーパークラフト」の単語を掛けあわせたら、忘れもしない小学5年生の夏休みの宿題の自由研究・工作を思い出してしまったのだ。

当時お小遣いなんて一銭たりとも貰っていなかった俺氏は、夏休みの自由研究or工作なる任務を遂行するための軍資金をカーチャンにせびった。「自由研究作るから1000円くらいちょーだい」って。だけどカーチャンは「あの船のペーパークラフトで十分でしょーが」って言ったんだなぁこれが。

あの船のペーパークラフトってのは、日本最大の豪華クルーズ客船飛鳥Ⅱと、その先代飛鳥のペーパークラフト。当時から船が大好きだった俺少年(10)が、当時から不器用だった手先を駆使して作ったガッタガタのペーパークラフト。

自由研究代を出してもらえなかった俺氏は、仕方なく2隻のペーパークラフトを学校に持ってったわけだよ。あれから何年も経って、大きくなってから冷静に考えてみれば、もう少し知恵絞ってノートにでも植物かなんかの観察日記でも書いて出せばよかったんじゃないのって思わないでもないんだけど。あぁそもそもノート買うお金すら持ってなかったなぁ…ってのは置いといて。

2学期が始まってすぐに自由研究の発表会的なものが開かれた。クラスのみんなの自由研究は思い出補正抜きにしてもまぁ豪華なこと豪華なこと。なんせ新興住宅街の小学校だったもんから、金持ちの息子or娘がクラスの大半を占めていたわけで、右を見ればピタゴラスイッチ顔負けの過剰演出な貯金箱、左を見ればオサレ()で小奇麗なジオラマ的な何か、そして手元を見ればヨレヨレの飛鳥&飛鳥Ⅱ。情けないで済むレベルじゃない。

そんで自分の順番が回ってくる。教卓の上にはちょこんと乗っかったしょぼいペーパークラフト。思わず俺少年は言っちゃったんだよ。「これは耐水紙で作ったペーパークラフトで、中にモーターが仕込んであって、妙に軽いのは極限まで軽量化したからであって」って。

クラスのみんなが作った自由研究達は、その後1週間くらい廊下に展示されることになった。もちろんあのヨレヨレ飛鳥Ⅱも展示された。飛鳥はランドセルに隠した。なんとなく2隻とも提出するのは怖かったのだ。

クラスのみんなは俺少年の飛鳥Ⅱの中身に興味津々。もちろん、俺少年が嘘を付いていることを前提とした上での興味である。飛鳥Ⅱはすぐに破壊され、俺少年の嘘は暴かれた。

先生は「今すぐ直せ。自分で直せ。休み時間のうちに直せ」とのお達し。手元にはもはや船であることすら分からない紙屑。ここぞとばかりに俺少年はランドセルから無傷の飛鳥を取り出し、紙屑に貼っつけてあった発表用紙を移植。展示テーブルに置いて先生に報告。先生は飛鳥Ⅱが飛鳥にすり替えられていることに気が付かない。それを人は不幸中の幸いと呼んだ…のかなぁ。

その後の俺少年が中学高校とお小遣いとは無縁の生活を送ったってのはまた別の話。

あぁ、ペーパークラフトなんて二度と作らないぞ。

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