【実験】グラベルキング26Cは雪道でも戦えるのか?

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うちのCSが履いている「Panaracer Gravel King」は、その名の通り「砂利道もそれなりに走っちゃうよー」っていうコンセプトで、普通のロードバイク用タイヤよりも安定感と耐久性を重視した設計がなされている。いやCSはクロスだけど。

ここは青森県青森シティー。日本の県庁所在地の中で最も降雪量が多い都市である。一年のうち4分の1は雪に閉ざされ、市民は数ある交通手段の選択肢の中から自転車を外すことを強いられてしまう。アメリカ並の車社会だから夏でも自転車に乗る人は稀だけど。

僕は考えた。ダート走行を考えて設計された「Gravel King」であれば、雪道にもそれなりに対応できてしまうのではないだろうか。

 

12月26日9時 積雪量4cm 空気圧5bar

上で「青森シティーは一年のうち4分の1は雪に閉ざされてしまう」なんて書いたけど、今年に限ってそれは嘘になる。凄いよ今年は、暖冬ってレベルじゃないよ。クリスマス終わったのにアスファルト見えてるもん。

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これくらいの雪なら意外とジジババがママチャリでそこらへん走り回ってるし、たぶん舗装路と変わりなく走れちゃうんじゃないかな。空気圧も普段が8bar(入れ過ぎって言われる)のところを5barまで落としてるし。

と思ったけどこれは結構怖いぞ。サラサラの雪でも意外と跳ねるし滑る。段差では明らかにフロントのグリップが無くなるし、雪のせいで段差がどこにあるか分からないから余計怖い。

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ただし人も車もまだ通ってない完全な新雪の上なら、乾燥路と同じように走れるし止まれるし曲がれる感じ。多少の空転感は感じないわけじゃないけど。

 

12月26日13時 積雪量3cm 空気圧5bar

行きで乗ったんだから当然帰りも乗る。雪はだいぶ溶けてきて、路面はいわゆるゲジャゲジャ(もしかして青森でしか言わない?)状態。こうなるともう発進時の微妙な空転以外は乾燥路と変わらない。

ゲジャゲジャの雪をかき分けて進んでいく。これは楽しい。ただし背中に泥が掛かる。泥除け買わなきゃいけないなぁ。

 

12月29日14時 積雪量39cm 空気圧4.5bar

「人も車もまだ通ってない完全な新雪の上なら乾燥路と走行感は変わらない」なんて書いたけど、流石にここまで積もっちゃうとファットバイクでも太刀打ち出来ないと思う。

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こんな状態だとそもそも発進すらできないもんね。右足でペダルを踏み込んで加速、ジャイロ効果を得たところで左足もペダルに乗せ…この時点で雪に阻まれてホイールの回転が止まってしまう。止まってしまった自転車はもう倒れるしかない。

もう一度右足でペダルを踏み込んでジャイロ効果を得る、すかさず左足を…ホイールの回転が止まる。もう一度繰り返す。ホイールの回転が止まる。更に繰り返す。どうあがいてもホイールの回転が止まる。

そうだ、雪を踏み固めて発進用の道を作ればいいんだ。

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ちなみにここは国道7号バイパス、青森環状道路の歩道である。交通量の多さは青森県内でもトップクラス。通り過ぎていく車のドライバーが、吹雪の中で地団駄を踏む不審な男を怪訝な目で見ていく。恥ずかしさレベルはカンストした。

前方の道を10mくらい踏み固めたところでもう一度発進。

両足が無事ペダルに乗り、加速を始めようとした矢先、CSの車重と自分の体重、合計71kgの重みで車体が雪の中に埋まっていく。雪に埋まりジャイロ効果を失った車体は右に傾き、そしてコケる。

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まあ、そうなるな。

 

場所を変えよう

そろそろ恥ずかしさレベルもカンストを超えて耐えられないレベルになってきたので、交通量の少ない裏通りに行ってみる。ここなら車も来ないから堂々と車道を走れるってわけだね。

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車道の路面状況はかなり良好。降ったばかりの新しい雪が固められて、まだ溶けても凍ってもいないあの感じ。車重+体重が上から乗っかってもホイールが沈んでいかないし、空転感も感じない。これはいい感じだ。コンクリートの上を走ってるみたい。

でも止まらない。ブレーキに雪が詰まっちゃってて、レバーを引いてもズルズル滑っていっちゃう。Vブレーキだからしゃーないといえばしゃーない。

 

結論 グラベルキング26cじゃ雪には勝てなかったよ…

流石に26cで雪道は怖いし危ない。これが32cのブロックならもう少しなんとかなるんだろうなと思うんだけど、どうせやるなら振り切ってしまえ!

スパイクタイヤ、ポチっちゃった。密林のメールによると明後日には届くらしい。ずーっと夢だった初日の出ツーリング…には間に合わないけど、これで今年の冬は自転車に乗り放題ってわけだ。

え?「どうせ買うなら45cくらいのが良かったんじゃない」って?だってほら、新しくホイール買うとなると高いじゃん。だいたい700cで45c履けるホイールとなると、手組じゃなきゃいけないんじゃないのかなぁ。

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