北関東に政令市を作るとしたら…?【H27国勢調査版】

水戸

群馬、栃木、茨城のいわゆる北関東3県には政令市がない。人口密度は東北、中四国、九州などの諸県に比べてもずーっと高いし、茨城に至っては県域人口300万人間近にも関わらず、人口規模的に最大の水戸市ですら26万人。

これはどうしたことか。

日本っていう括りで見たら、発展度合いでは余裕で上位に食い込んでいけるにも関わらず、東京に近いことで相対的に馬鹿にされがちな群馬、栃木、茨城。そんな北関東3県の名誉のためにも、政令市は必要じゃないかなぁって思うんだよね。

 

本記事での政令市への移行要件

  1. 市町村合併後に70万人以上の市域人口を有すること。
  2. 単独での移行の場合、100万人以上の市域人口を有するか、将来的に100万人を超える見込みがなければならない。
  3. おわり
  4. 行政能力要件?んなもん知るか。とりあえず70万人超えてれば政令市に移行できる。

 

宇都宮市

宇都宮市

案1

人口 1,104,068人
面積 3,850.88km²
人口密度 286.71人/km²
人口増加率 -1.43%

案2

人口 789,641人
面積 1,353.85km²
人口密度 583.26人/km²
人口増加率 0.13%

現在の宇都宮市の市域人口は51.9万人。平成の大合併前の静岡市の人口は40万人台後半だったと思うので、それを上回る宇都宮が政令市になれないわけがない。10%通勤圏の人口は110万人だから、ぜーんぶ併合してしまえば簡単に100万都市を達成できる。まずこれが案1。

案1では日光の山奥まで併合してしまうので、もう少しスケールを落とした案2も考えてみる。この案はもう至って単純、宇都宮への依存度が比較的高い鹿沼、さくら、上三川、市貝、芳賀、壬生、高根沢の7市町を宇都宮に編入させる。これで79.0万人。北海道編、東北編で考えた各政令市はおろか、静岡、浜松よりもコンパクトな80万都市が完成した。人口も2010年→2015年では増えてるみたい。次の5年間は知らない。

 

つくば市

つくば市

案1

人口 728,251人
面積 1,201.29km²
人口密度 606.22人/km²
人口増加率 0.33%

案2

人口 1,014,067人
面積 1,811.48km²
人口密度 559.80人/km²
人口増加率 -0.48%

筑波研究学園都市なんて大袈裟で仰々しいプロジェクトの元に、筑波山の麓の荒野を切り開いて開発されたつくば市。東京の過密を解消し、有事には首都機能を代行したりなんかしちゃったりする為に開発された割には少し規模が小さすぎるような気がしないでもない。土浦と手を組んで40万都市を目指す野望もあるみたいだけど、それじゃそこらの県庁所在地と何ら変わりないじゃん。

まずつくば市の10%通勤圏人口は72.8万人。これぜーんぶ併合できれば、とりあえず政令市移行の要件は満たせる。これが案1、静岡や浜松と同格の政令市に留めておく案。

案1の合併案をベースに、西の常総、坂東、南の稲敷を更に引き入れ、現状では東京の10%通勤圏に属している龍ケ崎、つくばみらい()も併合する。これで市域人口は101.4万人、要件緩和無しで政令市移行できる100万都市が完成した。茨城県の総人口が291.8万人なので、そのうちの3割ちょっとがつくば市民ってことになる。これでも京都や仙台よりはずーっとマシ。

あとは市が筑波研究学園都市への一極集中政策を執ってくれたら…きっとまだまだつくば都市圏は広げられるはずなんだ。なんなら市名も筑波市のほうがいいと思う。

 

水戸市

水戸市
人口 717,907人
面積 1,518.55km²
人口密度 472.76人/km²
人口増加率 -1.65%

つくばが政令市になったんだから、県庁所在地である水戸が政令市になれないわけがない。水戸都市圏の人口が70万人にギリギリ届かないくらいだから、ほんの少し無理して背伸びすれば簡単に政令市移行できる。

まず水戸都市圏の全域合併は必須条件。これで67.0万人。あとは東海村あたりを編入すれば政令市移行だな…と思いきや、東海村は既に東北編でいわき市に編入済み。ちなみに都市圏的にも東海村は日立のほうに入るらしい。世の中には不思議がいっぱいだね。

それじゃあ鉾田あたりを編入しよう。これで市域人口は71.8万人。晴れて政令市移行だ。つくば市に負けてんじゃん。しゃーないね、東京に近い上に研究学園都市を抱えるつくばのほうがポテンシャルは高い。これは誰の目にも明らかな事実だ。

 

前橋市+高崎市

鶴舞市

案1

人口 706,950人
面積 770.75km²
人口密度 917.22人/km²
人口増加率 -0.65%

案2

人口 1,112,117人
面積 1,440.95km²
人口密度 771.79人/km²
人口増加率 -0.67%

前橋と高崎を同一の都市圏、経済圏とした場合、その10%通勤圏人口は140万人以上になる。宇都宮が110万ちょっとで、既に政令市に移行済みの大都会岡山が150万、静岡に至っては100万人を切っていたりするので、平成の大合併で誕生した新興政令市と同等以上の規模は持っているようだ。これは合併して第二のさいたま市を目指すっきゃないね。

まず前橋の市域人口が33.6万人、対する高崎の市域人口は37.1万人。これを合わせて70.7万人。二市合併でとりあえずは政令市移行要件をクリアできる。まずこれが案1。

案1に伊勢崎を足して91.6万、藤岡と安中を足して104.2万、更に前橋+高崎への依存度が高い玉村、吉岡、榛東の3町村も編入して111.2万人。よし仙台超えた!ただし仙台の人口は増加傾向、こちらの人口は減少傾向なので、あと15年もしないうちに逆転されちゃう可能性が高い。

市名はやっぱり東国市か。最悪ぐんま市でもいいや。

 

両毛地域

両毛市
人口 835,730人
面積 1,385.54km²
人口密度 603.18人/km²
人口増加率 -1.69%

群馬と栃木の県境を越えて一つの地域圏、経済圏を形成している両毛地域を一つの市にまとめる案。要はいわき市の巨大版だな。足利、佐野、桐生、太田、館林の5市とその周辺地域をぜーんぶくっつけて83.6万人、それでいて面積はいわき市に毛が生えた程度なんだから、北関東と云えど関東平野の人口密度は凄いな。

市役所はどこに置いたらいいんだろ。人口的には太田が一番、場所的には足利、衰退激しい桐生は論外で。なんなら国道50号バイパスと北関東道が交差する太田桐生インター付近にしようか。太田桐生インターを中心にして新しい市街地を作っちゃうのもいい。いっそ開き直って車社会を極めよう。公共交通機関なんて不便の極みでしかないもんね。

 

まとめてみた

北関東

北関東に政令市が5つも誕生してしまった。そのうち3つは100万都市にだってなれるポテンシャルを持っているわけで。東京民に田舎だのカッペだの未開の地(これは群馬だけか)なんて言われているけど、本当はやれば出来る子なのだ。

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